FXとは?猫でもわかる!簡単に仕組みと始め方を解説

FXとは?猫でもわかる!簡単に仕組みと始め方を解説

「FXって、なんだかカッコいいけど、難しそう…」 「ニュースで『円安』とか聞くけど、私に関係あるの?」 「投資って怖いイメージがあるけど、FXってどうなの?」

もしかして、あなたもこんな風に感じていませんか?

FX(エフエックス)という言葉は聞いたことがあっても、その正体はよくわからないまま、「なんだかギャンブルみたいで危険そう」と避けてしまっているかもしれません。

でも、安心してください。FXは「仕組み」と「リスク」さえ正しく知れば、決して得体の知れない怖いものではありません。

投資ぬこ

「FXって言葉、聞いたことあるかニャ?『大儲けした!』とか『大損した…』とか、いろんなウワサが飛び交ってるニャ。でも、正しく知れば『武器』になるかもしれないニャ。まずはぬこと一緒に『FXって何者?』から勉強するニャ!」

この記事では、投資初心者のあなたに向けて、「投資ぬこ」がFXの基本をどこよりも分かりやすく、噛み砕いて解説します。

この記事でわかること

  • FXが「海外旅行の両替」と似ている理由
  • FXで利益が出る「2つの仕組み」
  • FXのメリット(すごい所)と、注意すべきリスク(怖い所)

読み終わる頃には、「FXって、そういうことだったのか!」とスッキリするはずです。 一緒に「猫でもわかる」レベルで理解していきましょう!

目次

FXとは?中学生でもわかるように「投資ぬこ」が解説しますニャ!

このセクションでは、FXの「正体」を明らかにします。FXとは「外国のお金(通貨)を、交換する取引」のことです。難しく考えず、まずは「ふーん、お金を交換するんだな」くらいで大丈夫ですよ。

FX=「外国のお金(通貨)を交換する取引」のこと

FX(エフエックス)は、英語の「Foreign Exchange」を略した言葉です。 日本語に訳すと「外国為替(がいこくかわせ)」。

簡単に言えば、「アメリカのドル」と「日本の円」を交換したり、「ヨーロッパのユーロ」と「日本の円」を交換したりすること。

「え、それだけ?」と思うかもしれませんが、基本は本当にこれだけです。

FXの正式名称は「外国為替証拠金取引」

「FX=お金の交換」だけだと、少し言葉が足りません。 FXの正式な名前は、日本語で「外国為替証拠金取引(がいこくかわせ しょうこきん とりひき)」と言います。

なんだか急に難しくなりましたね…。でも大丈夫! ここで大事なキーワードは「証拠金(しょうこきん)」という言葉です。

これは後でじっくり解説しますが、「FXをするために、担保として預けておくお金」とイメージしてください。

【ぬこの例え話】FXのキホンは「海外旅行の両替」と同じ

「お金を交換する」と聞いてもピンと来ない方は、「海外旅行のときの両替」を思い出してみてください。

あなたがアメリカに旅行に行くとします。 日本の「円」はアメリカでは使えないので、空港の「両替所」で「円」を「ドル」に交換しますよね。

  • 日本出発時(両替所A): 1ドル=100円 の時に、10万円を両替 → 1,000ドル をゲット
  • 旅行中: 楽しかった!でも、500ドル余っちゃった。
  • 日本帰国時(両替所B): 余った500ドルを「円」に戻そう!
  • この時、もしラッキーなことに「円安」になって、1ドル=110円 になっていたら…?
  • 500ドル × 110円 = 5万5,000円 が戻ってきます。

あれ? 元々この500ドルは、1ドル=100円の時に交換したので、かかった日本円は 500ドル × 100円 = 5万円 でした。

なのに、戻ってきたのは 5万5,000円。 なにもしていないのに、5,000円増えています!

これが、為替(かわせ)の変動によって生まれた利益、「為替差益(かわせさえき)」です。

FXは、この「為替差益」を、スマホやパソコンを使って、日本にいながらにして狙っていく取引なんです (もちろん、逆に1ドル=90円になっていたら、5,000円損していた可能性もありますよ!)。

FXの仕組み

FXで利益が出る「2つの仕組み」とは?

FXで利益を狙う方法は、大きく分けて2つあります。 1つは、さっきの「海外旅行の両替」の例えで説明した「為替差益(かわせさえき)」。 もう1つは、「スワップポイント」と呼ばれるものです。 どちらもFXの基本なので、しっかり押さえていきましょう。

① 為替差益(かわせさえき):安く買って高く売る(高く売って安く買う)

これは一番イメージしやすい利益の出し方です。 基本は「安く買って、高く売る」こと。

例えば、「1ドル=100円」の時に1,000ドルを買ったとします。(10万円が必要) その後、ニュースで「円安が進み、1ドル=110円になりました」と流れたとします。 このタイミングで持っていた1,000ドルを売って円に戻すと、11万円になります。

11万円(売った時) – 10万円(買った時) = 1万円の利益

これが為替差益です。とってもシンプルですよね。

円高・円安ってなんだっけ?(おさらい)

ここで「円高」「円安」という言葉をおさらいしておきましょう。ごっちゃになりやすいので要注意です!

  • 円安(えんやす)
    • 1ドル=100円 → 110円 になること。
    • 1ドルの価値が上がり、円の価値が下がった状態。
    • (前は100円で買えたリンゴ(1ドル)が、110円出さないと買えなくなったイメージ)
    • 持っているドルを売る(円に戻す)と嬉しい
  • 円高(えんだか)
    • 1ドル=100円 → 90円 になること。
    • 1ドルの価値が下がり、円の価値が上がった状態。
    • (前は100円だったリンゴ(1ドル)が、90円で買えるようになったイメージ)
    • これからドルを買う(円から替える)と嬉しい

FXで為替差益を狙うには、この「円高・円安」の動きを予想することがとっても重要なんです。

「売り」からでも利益が狙えるのがFXのすごいところ

「安く買って、高く売る」のが基本と言いましたが、実はFXのすごいところは、その逆もできること。 つまり、「高く売って、安く買い戻す」ことでも利益が狙えるんです!

「え?持ってないものを売るってどういうこと?」と混乱しますよね。

これは、「これから値段が下がりそう!(円高になりそう!)」と予想した時に使うテクニックです。

例えば、「1ドル=110円」の時に、「これから円高で90円になるぞ」と予想したとします。 この時、FXの仕組みを使って、持っていなくても「1,000ドルを売る」という注文を出せます。(※実際には「証拠金」を担保に「売ったことにする」取引です)。

そして予想通り、「1ドル=90円」になった時に、その1,000ドルを「買い戻し」ます。

すると、110円で売ったものを90円で買い戻したので、 (110円 – 90円) × 1,000ドル = 2万円の利益 が確定します。

株の現物取引などでは、基本的に「買い」からしか入れませんが、FXは「買い」からも「売り」からも、どちらからでもスタートできる。 つまり、相場が上がっても(円安)下がっても(円高)利益を狙うチャンスがあるというのが、大きな特徴なんです。

② スワップポイント:2国間の金利差でもらえる利息

もう一つの利益の出し方が、「スワップポイント」です。 これは、為替差益とはまったく別の仕組みで、コツコツと利益を積み重ねたい人に向いています。

【ぬこの例え話】スワップポイントは「銀行預金の利息」みたいなもの

スワップポイントをものすごく簡単に言うと、「金利(きんり)が高い国の通貨を持っていると、金利が低い国の通貨との『金利の差額』を毎日もらえる」という仕組みです。

例えば、こんな状況を想像してみてください。

  • 日本円の金利(銀行預金): ほぼ 0%
  • とある外国(A国)の金利: 年 5%

もしあなたが、「金利がほぼ0円の日本円」を売って、「金利が年5%のA国の通貨」を買ったとします。 すると、あなたはこの2つの通貨の金利の差額(約5%)を、「スワップポイント」として毎日(!)受け取ることができるんです (※実際にはFX会社や通貨ペアによってもらえる額は変わります)。

為替差益のように一気に大きな利益にはなりませんが、銀行預金の利息がほとんどつかない今の時代に、毎日チャリンチャリンと利息のようなものがもらえるのは嬉しいですよね。 このスワップポイント狙いで、金利の高い国の通貨を長期的に保有するスタイルの投資家さんもたくさんいます。

スワップポイントは逆に「支払い」になることもあるので注意!

ただし、いいことばかりではありません。 このスワップポイント、逆に「支払う」側に回ることもあるので要注意です!

さっきの例とは逆に、あなたが「金利が高いA国の通貨」を売って、「金利が低い日本円」を買った(保有した)場合はどうなるでしょう?

そうです。今度はあなたが、その「金利の差額」を毎日支払わなければならないのです。

「買い」でスワップポイントがもらえる通貨ペアは、「売り」で持つと支払いが発生する。 「売り」でスワップポイントがもらえる通貨ペアは、「買い」で持つと支払いが発生する (※まれに買いも売りもマイナス(支払い)になることもあります)。

FXで利益が出る「2つの仕組み」 ① 為替差益 / ② スワップポイント ① 為替差益(値動きで利益) A 買い→売り(円安) 1$=100円 → 110円 1,000$ 110,000円 100,000円 → 110,000円 +10,000円 B 売り→買い戻し(円高) 1$=110円 → 90円 1,000$ を売る 90,000円で買い戻し 110,000円 → 90,000円 +20,000円 ② スワップポイント(金利差) 日本 0.0% A国 5.0% 高金利通貨を保有(買い) 毎日 +スワップ (金利差はペア・業者で変動) 低金利通貨を保有(売り) 毎日 −スワップ (反対持ちは支払いになる場合あり) 📈 値動きを予想 🏦 金利差を確認 🔁 買い/売り どちらも可
投資ぬこ

スワップポイント狙いの取引をする時は、「もらえる」のか「支払う」のか、必ず確認するようにしましょうね。

FXの「ここがスゴい!」3つの大きな特徴(メリット)

FXが多くの投資家に選ばれるのには、大きく3つの理由があります。「少額からできる」「いつでも取引できる」「決済がカンタン」という、とっても便利な特徴です。

投資ぬこ

「FXには、株や外貨預金にはない面白い特徴が3つあるニャ。これが人気のヒミツだニャ。特に①の『レバレッジ』は、FXの『華(はな)』であり『一番キケンな落とし穴』でもあるから、しっかり理解するニャ!」

① レバレッジ:「てこの原理」で少額から大きな取引ができる

FXの最大の特徴であり、最大のメリットとも言えるのが「レバレッジ(Leverage)」です。 レバレッジとは、日本語で「てこの原理」という意味。

通常、1ドル=100円の時に1万ドル(100万円分)の取引をしようと思ったら、当然ですが100万円のお金が必要です。

しかし、FXではこの「レバレッジ」を効かせることで、実際に必要な金額(この場合は4万円)を「証拠金(しょうこきん)」として預けるだけで、その何倍もの金額(最大25倍=100万円)の取引ができてしまうのです。 (※1ドル100円の場合。必要な証拠金はレートによって変動します。日本では個人の場合、最大25倍までと法律で決まっています)

4万円の資金で、100万円分の取引ができる。 もし為替レートが予想通りに1円動いて(1ドル100円→101円)、1万円の利益が出たとします。 元の資金(証拠金)は4万円ですから、資金効率が非常に良いと言えますよね。

これが「少額からでも大きな利益が狙える」と言われる理由です。

【ぬこの例え話】レバレッジ=「少ない力で重いものを動かす」こと

「てこの原理」って、理科の授業で習いましたよね? 小さな力(自分)で、支点(FX会社)を使って、重い岩(大きな金額の取引)を動かす、あのイメージです。

  • 自分(投資家)の力証拠金(4万円)
  • てこ(支点)レバレッジ(最大25倍)
  • 動かしたい岩大きな取引(100万円分)

少ない資金(証拠金)でも、レバレッジという仕組みを使うことで、何倍もの大きさの取引(重い岩)を動かすことができる。これがFXのレバレッジです。

なぜ「証拠金(しょうこきん)」という担保が必要なの?

では、なぜ証拠金(担保)が必要なのでしょうか? それは、「もし取引で損が出た時に、ちゃんと支払えるようにするため」です。

FX会社は、あなた(投資家)から証拠金を預かることで、「この人なら、もし100万円分の取引で損が出ても、預かっている4万円の範囲で(あるいはそれ以上になっても)ちゃんと清算してくれるな」と信用して、大きな取引をさせてくれているのです。

証拠金は、「レバレッジをかけた取引をさせてもらうための『担保金(たんぽきん)』」と覚えておきましょう。

② 24時間取引OK:平日はいつでも好きな時間に取引できる

株の取引は、日本の証券取引所が開いている「平日の朝9時~午後3時まで」と決まっています。 これだと、日中働いている会社員の方は、なかなかリアルタイムで取引できませんよね。

しかし、FXは「平日のほぼ24時間」、いつでも取引が可能です! (※正確には、月曜の早朝から土曜の早朝まで。土日は市場がお休みです)

なぜ24時間できるの?(世界市場リレー解説)

これは、世界のどこかの為替(かわせ)市場が常に開いているからです。 オセアニア(シドニー)市場から始まり、アジア(東京)、ヨーロッパ(ロンドン)、そしてアメリカ(ニューヨーク)へと、バトンリレーのように市場が開いていきます。

  • 朝~昼(日本時間): 東京市場が活発。比較的おだやかな動きが多い。
  • 夕方~夜(日本時間): ロンドン市場がオープン!値動きが活発になりやすい。
  • 夜~深夜(日本時間): ニューヨーク市場もオープン!世界で一番取引が活発になる時間帯。

忙しい会社員や主婦(主夫)の方にも人気

この「24時間取引」のおかげで、 「会社から帰ってきた後の、夜9時からゆっくり取引しよう」 「家事がひと段落した、お昼過ぎにチェックしよう」 といった、自分のライフスタイルに合わせた取引が可能になります。

これが、FXが会社員や主婦(主夫)の方にも人気がある大きな理由の一つです。

③ 差金決済(さきんけっさい):現金の受け渡しナシ!

3つ目の特徴は「差金決済(さきんけっさい)」です。 これは、FXが「為替差益(利益や損失)」だけをやり取りする取引だからこそできる仕組みです。

【ぬこの例え話】差金決済=「利益や損失の『差額』だけやり取りする」こと

最初の「海外旅行の両替」の例を思い出してください。 あの時は、空港で「日本円(10万円)」を渡して、「米ドル(1,000ドル)」という『現物』を受け取りましたよね。

でも、FXは違います。 FXでは、1万ドル(100万円分)の取引をしたからといって、実際に1万ドルの『現物(ドル札)』や100万円の『現物(円)』が自分の手元に来ることはありません。

取引が終わった(決済した)時に、「結局、いくら儲かったの?いくら損したの?」という『差額』だけを、証拠金(預けたお金)の口座でやり取りするのです。

  • 100万円分の取引をして、1万円儲かった → 証拠金口座に +1万円 が反映される
  • 100万円分の取引をして、5,000円損した → 証拠金口座から -5,000円 が引かれる

このように、「差額」だけをやり取りするので、「差金決済」と呼ばれます。 いちいち現物を交換する手間やコスト(手数料など)がかからないため、非常にスムーズに、何度も取引を行うことができるのです。

外貨預金との大きな違いはココ!

外貨預金は、銀行に日本円を預けて、それを「外貨(現物)」に替えて預金しますよね。 FXは、あくまで「差額」だけを狙う取引。 この「現物の受け渡しがあるかないか」が、外貨預金とFXの大きな違いの一つです。(もちろん、レバレッジの有無も大きな違いですよ!)。

FXの「ここがスゴい!」3つのメリット 少額OK/24時間/差金決済 ① レバレッジ:少額で大きな取引 例(最大25倍※) 証拠金 40,000円 取引 1,000,000円 ×25 レートが1円動く → 約 +10,000円 / -10,000円 ※ 個人の最大は国内で通常25倍。証拠金はレートで変動 ② 平日ほぼ24時間いつでも 月曜の早朝 → 土曜の早朝(日本時間) シドニー 東京 ロンドン NY 夕〜夜はロンドン・NYが重なり活発になりやすい ③ 差金決済:差額だけの受け渡し 取引 100万円 決済 差額のみ ±10,000円 現物の受け渡しは行わない(差額だけ反映) 💡 少額で始めやすい 平日ほぼ24時間 🔁 差額だけやり取り

FXは「やめとけ」「危険」って聞くけど…本当?知っておくべきリスク(デメリット)

FXには「少額で大きな利益が狙える」という夢がある反面、もちろん「大きな損失を出す可能性」も秘めています。 「やめとけ」と言われる主な理由は、FXの最大の特徴である「レバレッジ」が原因であることがほとんどです。

投資ぬこ

「楽しい話だけじゃなく、大事なリスクの話もするニャ。ぬこも昔これで痛い目に…(遠い目)。メリットで挙げた『レバレッジ』は、使い方を間違えると一番の敵になるニャ。しっかり学んで、ぬこみたいにならないようにするニャ!」

① レバレッジは「諸刃の剣」:利益も大きいが損失も大きくなる

さっき、メリットで「レバレッジ(てこの原理)を使えば、4万円の証拠金で100万円分の取引ができる」と説明しました。

  • 【メリット】
    • 予想通りに動いて1万円の利益が出たら、元手4万円に対して利益率は+25%と、ものすごく効率が良いです。
  • 【デメリット】
    • では、逆に予想が外れて1万円の損失が出たらどうでしょう?
    • 元手4万円に対して損失率は-25%。一気に資金の4分の1を失うことになります。

もしレバレッジをかけず、4万円の元手だけで取引していたら(外貨預金のようなイメージ)、損失も数百円程度だったかもしれません。

レバレッジは、利益を「何倍にも」増やしてくれる可能性があると同時に、損失も「何倍にも」膨らませてしまう可能性があるのです。 これが「レバレッジは諸刃の剣(もろはのつるぎ)」と言われる理由です。

証拠金以上の損失(追証)が発生する可能性もゼロではない

「証拠金(預けたお金)がゼロになるだけなら、まだ諦めもつくけど…」 いいえ、恐ろしいのはそこではありません。

相場が急激に(例えば、週末の大きなニュースや災害などで、月曜の朝に窓を開けて大暴落するなど)動いた場合、預けていた証拠金の額を「超える」損失が出てしまう可能性があります。

例えば、4万円の証拠金で取引していたのに、一瞬で5万円の損失が出てしまった場合。 証拠金はゼロになり、さらに「マイナス1万円」の借金をFX会社に支払わなければならなくなります。 これを「追加証拠金(ついかしょうこきん)」、通称「追証(おいしょう)」と呼びます。

これが「FXで借金」と聞く話の正体です (※ただし、現在の日本のFX会社には、次に説明する「ロスカット」という仕組みがあるため、実際には追証が発生することは稀です)。

「ロスカット」があるから安心?過信は禁物!

「追証(借金)なんて怖い!」 そうですよね。そこで、投資家を守る(というかFX会社が損失を取りっぱぐれないようにする)ために、「ロスカット」という仕組みがあります。

これは、損失が一定のレベルに達したら、FX会社が「これ以上損が膨らむ前に、強制的に取引を終了(決済)します!」という安全装置のようなものです。

このロスカットのおかげで、証拠金以上の損失(=追証)が出る前に、強制的に損が確定されるため、基本的には預けた証拠金以上の損失は出にくくなっています。

ただし、安心はできません! 先ほども触れたように、リーマンショックや〇〇ショックのような、相場が「一瞬で」とてつもなく大きく動いた場合、ロスカットの処理が間に合わず、結果として証拠金以上の損失(追証)が発生してしまう可能性は、ゼロではないのです。

「ロスカットがあるから大丈夫」と過信せず、レバレッジをかけすぎない(低く設定する)ことが、なによりも重要なリスク管理になります。

② 為替変動リスク:予想と反対に動けば損をする

これはFXに限らず、株や外貨預金など、すべての投資に共通する基本的なリスクです。 為替レート(円やドルの値段)は、世界中の経済や政治、金利など、様々な要因で常に動いています。

「これからは円安(ドル高)になるぞ!」と予想して「ドル買い・円売り」のポジションを持ったとしても、予想に反して「円高(ドル安)」に進めば、当然ながら損失(含み損)を抱えることになります。

利益が出る可能性があるということは、必ずその裏側に損失を出す可能性もある。これを忘れてはいけません。

③ スワップポイントの支払いリスク

メリットの②で「スワップポイント(金利差の利息)がもらえる」という話をしました。 しかし、これも逆のパターンがあることを思い出してください。

金利が低い国の通貨(例:日本円)を買って、金利が高い国の通貨(例:高金利のA国通貨)を売るポジションを持った場合。 今度はあなたが、その金利差(スワップポイント)を「毎日」支払わなければなりません。

為替差益を狙った短期的な取引(デイトレードなど)ならあまり気にならないかもしれませんが、「売り」ポジションを長期間持とうとする場合は、この「毎日引かれていくコスト」にも注意が必要です。

【比較】FXと「株」「外貨預金」はどこが違うの?

投資ぬこ

「FXのキケンなところ、わかったかニャ?ここで、投資の先輩である『株』や、似て非なる『外貨預金』と、FXがどう違うのか比べてみるニャ。違いがわかると、FXの特徴がもっとハッキリするニャ!」

投資を始めようと思ったとき、FXのほかに「株式投資」や「外貨預金」も候補に挙がりますよね。

「どれもお金を増やすものでしょ?」と思うかもしれませんが、その仕組みや特徴は大きく異なります。

自分がどれに向いているか知るためにも、それぞれの違いを見てみましょう。

FX・株式投資・外貨預金のちがい早わかり比較表

一目でわかるように、それぞれの特徴を表にまとめてみました。

特にFXのすごいところ(と、注意すべきところ)を太字にしています。

スクロールできます
比較項目FX(外国為替証拠金取引)株式投資外貨預金
取引対象外国為替(通貨ペア)個別企業の株式外貨
レバレッジあり(国内最大25倍)なし(信用取引除く)なし
取引時間平日ほぼ24時間平日9:00-15:00が中心銀行の営業時間・ネット
利益の源泉為替差益、スワップP売買差益、配当株主優待為替差益、金利(利息)
売りからできる制度信用取引などで可できない
必要な資金少額(数千円~)OK数万円~(銘柄による)比較的まとまった資金が必要

この表を見ると、FXがいかに「ユニーク(独特)」な存在かがわかりますね。

外貨預金との大きな違い

外貨預金は、FXと一番似ているように見えますが、決定的に違うのが「レバレッジの有無」です。外貨預金はレバレッジがかけられない(元手のお金でしか取引できない)ため、FXに比べると大きな利益は狙いにくいですが、そのぶんリスクも比較的おさえられています。ただし、FXに比べて「手数料(スプレッド)」が非常に高いことが多いので注意が必要です。

株式投資との大きな違い

株式投資は、トヨタやソニーといった「会社」に投資するものです。FXとの大きな違いは、株を持っていると「配当金(会社の利益のおすそ分け)」や「株主優待(その会社の製品や割引券)」がもらえる(※会社によります)楽しみがある点です。また、取引時間が「平日の昼間だけ」と限られているのも、FXとの大きな違いですね。

どれが一番「良い」というわけではなく、それぞれに違った魅力とリスクがあります。

「少額から、平日24時間、ハイリスク・ハイリターン(大きな利益も大きな損も)を狙いたい」ならFX、「昼間に取引できて、配当や優待も楽しみ」なら株、「レバレッジなしで、じっくり外貨を持ちたい」なら外貨預金、といったように、自分の目的やライフスタイルに合わせて選ぶことが大切です。

FXは初心者でも大丈夫?「猫でもわかる」始め方 3ステップ

FXは、正しい手順(とくに練習!)を踏めば、初心者の方でも安全にスタートすることができます。 逆に、このステップを飛ばしていきなり本番のお金で取引しようとすると、あっという間に大切な資金を失ってしまうかもしれません。 以下の3ステップを、必ず守ってくださいね。

投資ぬこ

「仕組みとリスクがわかったら、いよいよ実践ニャ!でも、いきなり本番のお金で取引するのは絶対にダメだニャ!ぬことの約束だニャ。まずは『練習』からだニャ!」

ステップ1:FX会社で口座開設する(無料)

まずは、FXの取引をするための「口座」を開設する必要があります。 FXの取引は、証券会社やFX専門の会社(「FX会社」と呼びます)を通じて行います。

「口座開設」と聞くと面倒に思うかもしれませんが、今はほとんどの会社がスマホひとつで、無料で口座を作ることができます。 マイナンバーカードや運転免許証などの本人確認書類をスマホのカメラで撮影して送るだけで、早ければその日のうちに審査が終わることもあります。

どのFX会社を選べばいいか迷うかもしれませんが、まずは「手数料(スプレッド)が安いか」「初心者に人気の会社か」「スマホアプリは使いやすいか」といった点で選んでみると良いでしょう。

ステップ2:まずは「デモトレード」で練習あるのみ!

ここが一番、一番大事なステップです!

口座が開設できたら、「さあ、入金して取引するぞ!」と焦ってはいけません。 ほとんどのFX会社は、「デモトレード(デモンストレーション・トレード)」という、本番そっくりな環境で「練習」ができる無料サービスを用意しています。

デモトレードでは、仮想の(ニセモノの)お金を使って、本番とまったく同じ為替レートの動きを見ながら、売り買いの練習ができます。

  • 「ドルを買う」ってどうやるの?
  • 「売り」から入るって、どういう操作?
  • 「ロスカット」って、本当になるの?

こういった操作方法や感覚を、自分のお金を1円も使わずに(ノーリスクで)試すことができるんです。 車の運転で、いきなり高速道路を走る人はいませんよね?まずは教習所でしっかり練習するはずです。

FXも同じです。最低でも「自分が思った通りに、間違えずに注文が出せる」ようになるまでは、このデモトレードで徹底的に練習しましょう!

ステップ3:少額(数千円)からリアル取引をスタート

デモトレードで操作に慣れ、「これならいけそうだ」と思ったら、いよいよ本番の「リアル取引」です。 しかし、ここでも焦りは禁物。

FX会社に入金するお金は、必ず「余裕資金(よゆうしきん)」にしてください。 余裕資金とは、「もし、万が一このお金が全部なくなっても、明日の生活には困らない」というお金のことです(食費や家賃、貯金を崩してはいけません!)。

そして、取引を始めるときも、必ず「少額」からスタートしてください。 FX会社によっては、1通貨(約100円~)や1,000通貨(約数千円~の証拠金)といった、本当に小さな単位から取引を始められます。

いきなりレバレッジ25倍で大きな取引をするのではなく、まずはレバレッジ1倍(外貨預金と同じ)や、2~3倍程度の低いレバレッジで、「リアルなお金が増えたり減ったりする感覚」に慣れることが大切です。

FXを始める前に知っておきたい注意点【初心者チェックリスト】

投資ぬこ

「焦って始めるとヤケドするニャ!これはぬこからの最後のお願いだニャ。このチェックリストに全部『はい!』と言えるようになってから、本当の取引を始めるニャ。特に『余裕資金』と『損切り』は命綱だニャ!」

いよいよリアル取引を始める前に、ご自身の状況や心構えが「本当に大丈夫か」を最終確認しましょう。 以下のリストに、自信を持って「はい」と答えられるか、一つずつチェックしてみてください。

  • [ ] 生活防衛資金(すぐ使える貯金)とは別のお金(余裕資金)でやりますか?
    これは絶対のルールです。FXに使うお金は、万が一ゼロになっても生活に困らない「余裕資金」だけにしてください。生活費や将来のための大事な貯金に手を付けてはいけません。
  • [ ] まずは「デモトレード」でしっかり練習しましたか?
    「習うより慣れろ」ですが、お金を失ってから慣れても遅すぎます。デモトレードで「買い方」「売り方」「決済の仕方」を、目をつぶってでもできるくらい練習しましたか?
  • [ ] 「レバレッジ」のリスクを本当に理解しましたか?
    レバレッジは利益を増やしますが、損失も増やします。「よくわからないけど、最大レバレッジでやれば儲かるんでしょ?」と思っているなら、赤信号です。まずはレバレッジ1倍~3倍程度からスタートしましょう。
  • [ ] 「損切り(そんぎり)」のルールを決めていますか?
    「損切り」とは、「自分の予想が外れた時に、損失が小さいうちに諦めて決済(売買を終える)すること」です。「いつか戻るかも…」とズルズルと損失を抱え続けるのが、一番危険なパターンです。「ここまで下がったら(〇〇円損したら)絶対に決済する」というルールを、取引を始めるに決めておくことが非常に重要です。
  • [ ] 経済ニュースや指標発表の時間を意識していますか?
    FXの為替レートは、各国の「経済指標(けいざいしひょう)」(例:アメリカの雇用統計など)が発表される瞬間に、ロケットのように激しく動くことがあります。何も知らずにその時間に取引していると、一瞬でロスカットされることも。いつ大きな発表があるかは、FX会社のカレンダーなどで確認するクセをつけましょう。
  • [ ] 無理のない取引スタイル(デイトレード?スイングトレード?)を考えていますか?
    FXには、数秒~数分で売買を繰り返す「スキャルピング」、1日のうちに取引を終える「デイトレード」、数日~数週間ポジションを持つ「スイングトレード」など、色々なスタイルがあります。 「仕事中はチャートを見られないのに、スキャルピングに挑戦する」といった無理なスタイルは長続きしません。自分の生活リズムに合ったスタイルを選びましょう。

FXに関してよくある質問(FAQ)

投資ぬこ

「最後の仕上げニャ!ここまで読んでくれたあなたは、もう『FXって何?』と聞かれてもドヤ顔で答えられるはずニャ(たぶん)。よくあるギモンを解消して、スッキリして帰るニャ!」

Q1. FXとは、簡単に言うと何ですか?

はい。FXとは「外国のお金(通貨)を交換する取引」のことです。 基本は「海外旅行の両Tsuruoka, Yamagata両」と同じで、通貨の価格が動くことによる「差額(為替差益)」や、2国間の金利差でもらえる「スワップポイント」で利益を狙います。 「証拠金(しょうこきん)」という担保のお金を預けることで、その何倍もの金額を取引できる「レバレッジ」が最大の特徴です。

Q2. FXはいくらから始められますか?

FX会社によって異なりますが、最近はとても少額から始められるようになっています。 多くの会社では「1,000通貨(つうか)単位」という少ない量から取引でき、この場合、必要な証拠金は数千円~1万円程度でスタートできることが多いです。(※取引する通貨ペアの価格によります) 「1通貨」単位(約100円程度)から取引できる会社もありますよ。

Q3. FXと株はどっちが初心者におすすめですか?

これは、その人の「投資の目的」や「ライフスタイル」によります。

  • FXが向いているかも?
    • 少額(数千円)から始めたい
    • 会社員などで、夜や深夜に取引したい(平日24時間)
    • レバレッジをかけて資金効率よく利益を狙いたい(ハイリスク承知)
  • 株が向いているかも?
    • 昼間(平日9時~15時)に取引できる
    • 配当金や株主優待をもらうのが楽しみ
    • レバレッジをかけず、じっくり会社の成長を応援したい

どちらもメリット・デメリットがあります。まずは両方の特徴を知ることが大切です。

Q4. FXで「借金」をすることはありますか?

可能性はゼロではありませんが、非常にまれです。 FXには、損失が一定額に達すると強制決済される「ロスカット」という仕組みがあるため、通常は預けた証拠金(担保)以上の損失は出ないようになっています。

しかし、週末の大きなニュースや災害などで、週明けの月曜日に相場が「とんでもなく」急変動した場合、ロスカットの処理が間に合わず、証拠金を上回る損失(=追証=借金)が発生する可能性はあります。

そうならないためにも、「レバレッジをかけすぎない」「余裕資金でやる」というリスク管理が何よりも重要です。

Q5. FXの勉強は何から始めたらいいですか?

まずは、この記事で解説した「FXの基本的な仕組み」と「リスク」をしっかり理解することがスタートです。 次にやるべきことは、すぐに本番のお金で取引せず、FX会社が提供している「デモトレード(無料の練習モード)」で操作や値動きに慣れることです。

デモトレードと並行して、経済ニュースを見たり、初心者向けの本を1~2冊読んでみたりすると、さらに知識が深まるでしょう。

まとめ:FXは「仕組み」と「リスク」を学べば怖くない!まずはデモから始めよう

お疲れ様でした!「FXとは?」について、猫でもわかるように解説してきましたが、いかがでしたか?

最後に、大事なポイントをもう一度おさらいしましょう。

FXのキホン

  • FX = 外国のお金(通貨)を交換する取引
  • 利益の出し方 = 「為替差益(安く買って高く売るなど)」と「スワップポイント(金利差)」の2種類
  • 大きな特徴 = 「レバレッジ(てこの原理)」「平日24時間取引OK」「差金決済(差額だけやり取り)」

一番大事なこと(リスク)

  • レバレッジは諸刃の剣 = 利益も大きいが、損失も大きくなる
  • ロスカットはあるが過信は禁物 = 相場急変時は証拠金以上の損(追証)の可能性もゼロではない
  • 必ず「余裕資金」でやる = 生活費や大事な貯金は絶対に使わない

FXが「やめとけ」「危険」と言われるのは、こうした「リスク」を正しく理解せず、いきなり高いレバレッジでギャンブルのような取引をしてしまう人がいるからです。

でも、FXは「仕組み」と「リスク」を正しく学び、低いレバレッジで、少額から、しっかり練習(デモトレード)して始めれば、決して怖いものではありません。 あなたの資産を増やす「味方」になる可能性も秘めています。

まずは、この記事を読んで「なんとなくわかった!」で終わらせず、ぜひお近くのFX会社で「デモトレード」を試してみてください。 自分のお金を使わずに「FXってこういうものか」と体験してみることが、初心者卒業への一番の近道ですよ。

投資ぬこ

「最後まで読んでくれて、本当にありがとうニャ!FXの世界は奥深いけど、今日学んだ『基本』と『リスク管理』が一番の土台になるニャ。焦らず、自分のペースで、まずは『デモ』から!賢く学んで、楽しい投資ライフを送るニャ。ぬこも応援してるニャ!」

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

デッドキャットバウンスじゃないにゃ!

目次