FX(外国為替証拠金取引)を始めたばかりのときって、「絶対に勝てる魔法の手法はないかな?」って探しちゃいますよね。毎月100万円稼げる!とか、勝率99%!とか、そんな夢みたいな方法があったら……。
投資ぬこボク(投資ぬこ)も、昔は大損した経験があるから、その気持ち、よーくわかりますニャ。
でも、本当にそんな「必勝法」ってあるんでしょうか? 今回は、世界中の賢い人たち(学者さん)が科学的に検証した研究結果をもとに、「FXで利益を出す汎用的な手法」について、ボクと一緒に見ていきましょうニャ!
- FXに「絶対確実に勝てる必勝法」があるのか(結論)
- 昔からある「テクニカル分析」って、今も本当に効くのか
- 科学的に「ちょっと優位かも」と注目されている3つの戦略
【結論】残念ながら…FXに「絶対確実に勝てる必勝法」は存在しないニャ
いきなり夢を壊すような話でごめんなさいニャ…。 でも、これが現実なんです。もし「絶対勝てる方法」があったら、世界中のみんなが億万長者になっちゃいますよね。
なぜ「絶対」はないの? 市場はそんなに甘くない
学者さんたちの研究では、FX市場は「効率的」だと考えられています 。 「落ちているお金は、すぐ誰かに拾われちゃう」みたいな感じです。
もし「こうすれば儲かる!」という情報が公になったら、みんなが一斉にその方法を使うので、すぐに儲からなくなってしまいます 。
実際に、経済の基礎的な情報(ファンダメンタルズ)を使って未来の為替レートを予測するのは、「ランダムウォーク」(目隠しで歩くようなもの)を上回れない、という有名な研究結果もあるくらい、短期的な動きを当てるのは難しいんですニャ 。
昔は勝てた? テクニカル分析の限界
「じゃあ、チャートの形(テクニカル分析)で予測するのは?」と思うかもしれません。 たしかに、テクニカル分析は昔、特にFXや商品先物市場では有効だった、という研究報告もあります 。例えば、移動平均線を使った単純なルール(ゴールデンクロスとか)でも、1970〜80年代は利益が出たそうです 。
でも、残念なお知らせが…。
その優位性は、永遠ではありませんでした。 多くのトレーダーがその手法を知るにつれて、利益はだんだん小さくなる傾向が確認されています 。
ある研究では、たくさんのテクニカル指標(なんと7,846個!)を厳しくテストしましたが、偶然や間違い(データ・スヌーピング )を除いて本当に有効だったルールで得られる利益は、年率1%未満と、とっても小さかったんですニャ 。
でもガッカリしないで!科学が注目する「優位性があるかも」な3大戦略
テクニカル分析だけでは利益を出すのが難しくなった…と聞くと、ガッカリしちゃいますよね。 でも、まだ希望はあります!
学術研究の世界では、「これは単なる偶然じゃなくて、統計的に優位な利益(アルファ)を生む可能性があるぞ」と注目されている、いくつかの戦略が報告されています。
今回は、その中でも特に有名な「3大戦略」を紹介しますニャ。
戦略1:キャリートレード(金利差でコツコツ)
どんな手法? 高金利通貨を買うシンプルな戦略
これはFXの教科書にもよく出てくる、とても有名な戦略ですニャ 。
「利率の低い銀行(低金利通貨)からお金を借りて、利率の高い銀行(高金利通貨)に預ける」みたいなイメージです。その金利の差額(キャリー)をコツコツもらう戦略ですね 。
理論上は、金利差があっても為替レートの変動でプラスマイナスゼロになるはずなんですが、実際にはなぜか高金利通貨がそこまで下落せず、金利差ぶんの利益が残りやすい「パズル」が起きることが知られています 。
メリット:歴史的に高いリターン(シャープレシオ)が報告されてる
この戦略は、学術研究でも「統計的に有意な超過リターンを生む」と数多く検証されています 。
ある研究(Burnsideら, 2011)では、キャリートレードは「極めて高いシャープレシオを持つ」と指摘されています 。
実際の利益も、平均して年率3〜5%程度の超過リターン(取引コストを引いてもプラス)が推定されています 。
デメリット:金融危機でドカン!と負ける「負の歪度」リスク
普段は小さな利益を積み上げるのですが、リーマン・ショックのような金融危機が起きると、みんなが一斉に高金利通貨(リスク資産)を売って低金利通貨(安全資産の円など)を買い戻す「巻き戻し」が発生します 。
実際に2008年の危機では、典型的なキャリートレード(豪ドル買い/円売りなど)が急落し、わずか数か月で30〜50%もの大きなドローダウン(資産の大幅な目減り)を記録した例があります(Brunnermeier et al., 2008) 。
高いリターンの裏には、こうした「クラッシュリスク」が隠れているんですね。このリスクを引き受ける対価として、高い収益が得られる、と学者さんたちは考えています 。
戦略2:モメンタム戦略(イケイケな通貨に乗る)
どんな手法? 「調子が良い通貨」を追いかけるトレンドフォロー
これは「イケイケな通貨に乗っかれ!」という戦略です 。 「最近、上がっている通貨は、この先も上がりやすい」「下がっている通貨は、この先も下がりやすい」という相場の勢い(慣性)を利用します 。
これもテクニカル分析の一種ですが、学術的に厳密なテストが行われています。
メリット:キャリーを上回るリターン報告も!クラッシュリスクも比較的低い
特に注目されているのが、複数の通貨を比較して「勝ち組通貨を買い、負け組通貨を売る」方法(クロスセクショナル・モメンタム)です 。
驚くことに、そのシャープレシオは0.8前後にもなり、同時期のキャリートレード戦略を上回る水準だったそうです 。
さらに嬉しいことに、この戦略のリスクの出方はキャリーと逆の傾向があります。キャリーが「ドカンと負ける」リスクがあったのに対し、モメンタムはむしろ「トレンドが大きく出た時にドカンと勝つ」可能性(やや正の歪度)が報告されています 。
デメリット:キャリーと弱点(相関)が違うから、組み合わせ候補になる
この戦略も、将来にわたって通用する保証はありません 。 ただ、キャリートレード戦略とは利益の源泉が異なり、お互いの弱点を補い合う関係(低相関)にあることが確認されています 。
そのため、この2つを組み合わせることで、ポートフォリオ(資産の組み合わせ)全体のリスクを抑えつつリターンを向上させられる、という研究もあります 。
戦略3:バリュー戦略(割安な通貨を買う)
どんな手法? 「本来の価値より安い通貨」が元に戻るのを待つ
これは、「通貨の本当の価値(適正価値)と、今の価格(レート)のズレ」に注目する戦略です 。
この「本当の価値」を測るモノサシとして、よく使われるのが「購買力平価(PPP)」です。「どの国でも同じモノは同じ値段のはず」という考え方(ビッグマック指数などが有名ですね)に基づき、割高・割安を判断します 。
メリット:これも統計的に優位性あり。改良版ならさらに安定?
この「割安通貨買い・割高通貨売り」という単純な戦略でも、統計的に優位な超過リターンが得られることが示されています(Asnessら, 2013; Menkhoffら, 2017) 。シャープレシオも年率約0.5と、なかなか良い成績が報告されています 。
「物価から見て通貨が割安な国は、将来のリターンが高い」という傾向が確認されているんですね 。
さらに最近では、この戦略をパワーアップさせた研究もあります。 購買力平価だけだと、各国の経済成長の違いとかを無視しちゃうので、そういった他の経済要因(一人当たりGDPや輸出の品質など)の影響を取り除いて、もっと純粋な「割安度」を測る指標が開発されました(Schrimpfら, 2021) 。
この改良版の指標を使うと、予測力がさらに高まり、なんと年率シャープレシオ0.8〜0.9もの高収益を上げ得ることが示されています 。
デメリット:割安かどうか(本来の価値)の判断が難しい
この戦略の難しいところは、やはり「本来の価値(適正価値)」をどうやって測るか、という点です。購買力平価が万能ではないため、改良版の研究も出てきているわけですニャ 。
とはいえ、このバリュー戦略も、キャリーやモメンタムと並んで、為替市場の主要な利益の源泉(スタイル戦略)として注目されています 。
AI(機械学習)はFXの救世主になる?



AI(機械学習)をFXに使う研究も進んでいますニャ 。特に注目されているのが、AI単体よりも「昔ながらのテクニカル分析」と「AI」を組み合わせる方法です 。AIがテクニカル指標のわずかなシグナルを上手に組み合わせることで、利益率が大きく向上したという研究報告があります 。
「人間が勝てないなら、AIに任せればいいじゃない!」 そう考える人も多いですよね。 FXはデータがものすごく多くて複雑なので、AI(機械学習)を使って、人間では見つけられない隠れたパターンを捉えようとする研究がたくさん行われています 。
AI単体より「テクニカル分析+AI」に期待
最近の注目すべき研究(Hassaniら, 2021)では、面白いアプローチが試されました 。
- まず、たくさんのテクニカル指標(7,846個も!)を集めてきて、「これは偶然じゃなくて本当に効きそうだぞ」という有望な選手(ルール)だけを厳しく選び抜きます 。
- でも、その選手(テクニカル指標)は、一人ひとりだと力が弱い(利益が年1%未満とか) 。
- そこで、AI(機械学習モデル)という名の「スゴ腕監督」を連れてきます 。
- 監督(AI)は、個々の選手のわずかな強みを見抜き、それを最適に組み合わせて最強のチーム(取引戦略)を作り上げました 。
どのくらいの成績? 年率5〜6%・シャープレシオ0.5〜0.6の報告も
「で、そのAIチームはどれくらい稼いだの?」って気になりますよね。 この研究(Hassaniら, 2021)によると、2013年〜2016年の主要通貨ペア(EUR/USDやUSD/JPYなど)でのテスト結果は、かなり良好でした 。
有望なテクニカルルール上位15個とAI(BNNというモデル)を組み合わせた戦略は、
- 年率超過リターン: 平均 5〜6%
- シャープレシオ: 0.5〜0.6程度
を達成したそうです。 例えば、EUR/USDでは年率リターン6.4%、シャープレシオ0.62という記録も出ています 。 シャープレシオが0.5〜0.6というのは、先に紹介した3大戦略(キャリーやバリュー)と比べても、なかなか優秀な成績ですニャ。
さらに興味深いのは、この優位性(リターン)は2010年代後半でも持続していたと報告されている点です 。
注意点:AIも万能じゃない(過学習リスク)
ただし、AIだからといって手放しで喜ぶのは早いですニャ。注意点もちゃんと報告されています。
1. 過学習(オーバーフィッティング)のリスク これは、「AIがテスト勉強(過去のデータ)を頑張りすぎて、テスト(訓練期間)では満点を取るけど、実力テスト(未来の未知のデータ)では全然ダメ」になっちゃう状態です 。 これを防ぐ工夫はされていますが、市場の環境がガラッと変われば、AI監督も作戦を練り直す(再学習する)必要があります 。
2. まったく新しい発見ではないかも? AI監督が生み出した戦略をよーく分析してみると、結局は「トレンドフォロー(モメンタム)」や「金利・価値(キャリー・バリュー)」といった、すでに知られている戦略をうまく組み合わせたものだった、という可能性も指摘されています 。
とはいえ、既存の手法を上手に組み合わせてリスクを抑え、リターンを底上げできるなら、AIはとっても有用なツールと言えそうですニャ 。


【一覧表】結局どの戦略がいいの? パフォーマンス比較まとめ



学術研究で報告された主要戦略の成績(平均リターン、効率、リスク)を比較しますニャ。キャリー・モメンタム・バリューは効率(シャープレシオ)が高い一方、テクニカル単体は厳しい結果です。AIとの組み合わせで改善する可能性も示されています。
ここでまとめるのは、あくまで「過去の研究で報告された平均的な数値」です。将来も同じ結果になる保証はないので、参考程度に見てくださいニャ。
特に注目してほしいのが「シャープレシオ(効率)」です。
| 戦略 | 主な研究報告 | 平均リターン(年率) | 効率(シャープレシオ) | リスク・特徴 |
| キャリートレード (金利差) | Burnside et al. (2011) Daniel et al. (2017) | 約3〜5% *1 | 0.5〜0.8程度 | 大負けリスク(負の歪度) 金融危機で急落(最大DD: 30〜50%)の例あり |
| モメンタム (勢い) | Menkhoff et al. (2012) BIS (2011) | 約5〜10% | 0.5〜0.9程度 | 大勝ちもあり(やや正の歪度) トレンド時に利益大 。DDはキャリーより小さい傾向 |
| バリュー (割安) | Asness et al. (2013) Schrimpf et al. (2021) | 約2〜4% | 0.4〜0.6程度 (改良後 0.8近く) | 平均回帰(長期的) リスクは中程度 |
| テクニカル分析 (単体) | Park & Irwin (2007) Neely et al. (2014) | ※近年はほぼ 0〜1%未満 | ※低い(0に近い) | 優位性が低下 昔は有効だったが、継続性が乏しい |
| テクニカル + AI (機械学習) | Hassani et al. (2021) | 約4〜6% *2 | 0.5〜0.6程度 | 手法の組み合わせ AIでリターン向上。DDは検証内で小〜中 |
- *1: 過去数十年の平均。金利差の水準で変わります。
- *2: 主要通貨ペア・2010年代の検証結果です。
- キャリートレード、モメンタム、バリューといった戦略は、どれもシャープレシオが0.5前後かそれ以上と高い水準を示していて、統計的に見ても意味のある利益の源泉(リターン源泉)になり得ることがわかりますニャ。
- 一方で、ひと昔前に主流だったテクニカル分析(単体)の効果は、現代ではかなり限定的になっているようです。
- ただし、それをAI(機械学習)と組み合わせることで、成績を改善できる可能性も示されています。
【まとめ】「必勝法」探しより「組み合わせ」と「リスク管理」が大事ニャ
大事なのは、統計的に優位性が示された複数の戦略(キャリー、モメンタム、バリュー)を上手に「組み合わせる」こと 。そして、市場は変化し続けるので、自分の戦略を「検証し続ける」科学的な姿勢が一番の近道ですニャ 。
3大戦略(キャリー・モメンタム・バリュー)は補い合える
今回紹介した「優位性があるかも」な3つの戦略(キャリートレード、モメンタム戦略、バリュー戦略)は、どれも統計的に「意味のある利益(有意な収益)」を示してきました 。
そして、もっと大事なのが、この3つはお互いに補完的な関係(弱点が違う)だということです 。
- キャリー:「コツコツ稼ぐけど、たまにドカンと負ける」のが弱点
- モメンタム:「トレンドが出ないと勝てないけど、キャリーとの相関が低い」



こんな風に、得意・不得意が違う戦略を組み合わせる(ポートフォリオを組む)ことで、お互いの弱点をカバーしあい、リスクを抑えながらリターンを向上させる効果が期待できるんですニャ 。
時代で「勝てる戦略」は変わる。検証し続けるのが一番の近道
最後に、一番心に刻んでおきたいことです。 それは、「かつて有効だった手法も、将来にわたり通用する保証はない」ということです 。
市場は生き物のように、常に変化し、適応していきます(適応的市場仮説)。 昔はテクニカル分析が効いていたけど、みんなが知って効きにくくなったように 、今有効なキャリーやモメンタム戦略も、いつ優位性がなくなるかわかりません。
それこそが、不確実なFX市場で長期的に優位性を維持するための「科学的アプローチ」なんだと、ボクは思いますニャ 。
FXの「勝てる手法」に関するよくある質問(FAQ)
Q. FXで「絶対勝てる」「必勝法」をうたう情報商材は信じていいですか?
A. 今回の調査レポート(PDF)では、「FX市場で汎用的に通用する絶対的な勝利の方程式は存在しない」と結論付けられています 。もし「絶対勝てる」とうたう情報があるとしたら、それは学術的な検証結果とは異なる可能性が極めて高い、と考えるべきですニャ。
Q. テクニカル分析はもうまったく役に立たないのですか?
A. 「まったく役に立たない」わけではありませんが、注意が必要です。学術研究によれば、過去には利益機会が確認されましたが、近年は主要通貨(ドル円など)での収益余地は縮小しており、単独では「小幅な優位性しか示せなくなっている」と報告されています 。
ただし、新興国市場や短期的な特殊な局面ではまだ有効な場合があるかもしれない、とも指摘されています 。また、AI(機械学習)と組み合わせることで、テクニカル指標のわずかなシグナルを強化できる可能性も示されています 。
Q. キャリートレードの「ドローダウン50%」ってどういう意味ですか?
A. 「ドローダウン(DD)」とは、資産が一番増えた時(ピーク)から、どれだけ減ってしまったか(下落率)を示す数値です。 レポートでは、2008年の金融危機(リーマン・ショック)の際に、典型的なキャリートレード戦略が「数か月で30〜50%にも及ぶドローダウンを記録した」例が紹介されています 。
これは、例えば100万円あった資産が、一時的に50万円(50%減)や70万円(30%減)まで減ってしまった、という意味です。キャリートレードは高いリターンが期待できる反面、こうした急落リスク(クラッシュリスク)を伴うことを示しています 。
Q. AIを使ったFX自動売買(EA)なら勝てますか?
A. AI(機械学習)が「必勝」を保証するわけではありません。 レポートでは、AI技術が従来の戦略を強化し、テクニカル指標などを最適に組み合わせることで、近年でもシャープレシオ0.5〜0.6程度と良好な成果(年率5〜6%など)を上げた研究が報告されています 。
しかし同時に、「過信は禁物」とも警告されています 。AIモデルには「過学習(か学習)」(過去データに完璧に合わせすぎて、未来のデータでは逆に成績が悪化する)のリスクがあり 、市場環境が変わればAIも対応できなくなる可能性があるため、常に検証し続ける姿勢が重要ですニャ 。
Q. 初心者がまず試すべき戦略はどれですか?
A. この記事で紹介した内容は、各戦略の有効性を科学的に検証したものであり、「初心者がどれを試すべきか」について推奨するものではありません。まず押さえておくべきは、どの戦略にも一長一短がある、という事実です。
- キャリートレード: 高いリターン効率(シャープレシオ)が報告されているが、金融危機時に急落する大きなリスクがある 。
- モメンタム: キャリーを上回るリターン報告もあるが、これも万能ではない 。
- バリュー: 中長期的な戦略だが、割安・割高の判断が難しい 。
どの戦略を選ぶにしても、その戦略が持つリスク(特にキャリートレードのドローダウンなど)をしっかり理解した上で、分散投資やリスク管理を行うことが不可欠だと示唆していますニャ 。
参考文献
- Park, C.H. & Irwin, S.H. (2007). The Profitability of Technical Analysis: A Review. AgMAS Project Research Report No. 2007-04
- Neely, C.J. (2011). Technical Analysis in the Foreign Exchange Market. Federal Reserve Bank of St. Louis Working Paper 2011-001A
- Burnside, C. et al. (2011). Carry Trade and Risk. NBER Working Paper 17278
- Menkhoff, L. et al. (2012). Currency Momentum Strategies. Journal of Finance
- Asness, C. et al. (2013). Value and Momentum Everywhere. Journal of Finance
- Hassani, A. et al. (2021). Trading the Foreign Exchange Market with Technical Analysis and Bayesian Statistics. International Review of Financial Analysis
- Schrimpf, A. et al. (2021). Currency Value. Journal of Financial Economics







